真価する⑤

整いました。

お運びいただきありがとうございます。

 

 

人間は置かれている条件・状況によって見えているものや感じているものが変化していきます。たとえば、教える側・教えられる側では見えているものや感じているものが違うのは当然です。それとは別に立場は変わっていないけれど年次を重ねていった結果、見えているものや感じているものが変化していることもあります。今日はそんな自分の変化について書いてみたいと思います。仕事をしているといわゆる中間管理職にあたるポジションに付くことがあります。一般的な企業でいえば課長などの肩書とともにやってきます。アルバイトであってもバイトリーダーなどで実質的に中間管理職の立場と同じようなポジションに身を置くこともあります。私の職歴はそんな中間管理職的なポジションに付いたところで必ずピリオドを迎えてきました。

 

 

私が今まで働いてきた職場でやってきたことは、まずは仕事に慣れること。とにかく量をこなすことでその仕事が会社でどんな機能を果たしているのか理解することに注力してきました。そのためには常に場に行って仕事が回ってくるように努力してきました。そうしていると自ずとその仕事に携わる人間関係が浮き彫りになりますよね。誰が指揮官で、誰がエースなのかみないな。ここまで来ると自分もその輪に入れた気分になりました。それからはリーダーのやり方をコピーしていつでも代打を務められるように準備する時期に入ります。こいつなら代わりをお願いできると思ってもらうことに注力していきます。そしてその立場を見事にゲットすることができました。ここまではいつも順調にいくのですが、いつもここで躓きます。私がリーダーになるとそれまで結束していたと思われるチームがだんだんバラバラになっていくのを感じていき、ジタバタしては人間関係につかれていき辞めるということを繰り返してきました。

 

 

私は現在(株)クリンピアという会社で働いています。この会社と出会ってリーダーのポジションに付くようになって2年ですが私は楽しく仕事をすることができています。単純に年齢を重ねて丸くなったということではなく、この会社が持っている教育技術nTechによって今の私があります。「自分と自分の宇宙は存在しない」所に自分の観察主体を置くことで自分自身がどのような環境を通過してどのような考えを持ち、言葉を発し、行動しているのかを把握できるようになりました。それと同じように他人に対してもその人がどのような環境を通過してどのような考えを持ち、言葉を発し、行動しているのか理解ができるようになりました。今までは自分が通過した道をみんなが当たり前のように通ってくるという前提で物事を見て期待して絶望して疲れてきた人間関係でしたが、今は相互理解ができる土台を共有している仲間とその場のコミュニケーションを通してすれ違いを解消して強力なチームプレイを発揮できるようになりました。たとえメンバーが入れ替わってもこの共通土台nTechがあるおかげでいつも自信をもってチームプレイを楽しむことができています。

 

#真価する