深化する③

整いました。

お運びいただきありがとうございます。

 

 

先日、会社の同僚と会社の寮で『君の名は。』の鑑賞会をしました。以前この映画を映画館で観たことがあったのですが、当時と今回で観た感想がとっても違ったものだったことがとても興味深かったのでブログにしてみることにしました。みなさんは同じ映画を観て感想が劇的に変わった経験はありますか?

 

 

君の名は。』を映画館で観た時にはみんなが感動した、感動した、といっていることが正直よく解りませんでした。それよりも私の中には大きな疑問が支配していました。映画を観た人にその疑問を投げかけたのですが、私が納得できる答えは得られませんでした。それは過去の事実が、劇中を通して変化してしまった。というものでした。

 

 

過去の経験から、正直この映画をもう一回観ることにあまり興味が湧きませんでしたが、付き合い程度に観てみることにしました。その結果とても大きな気付きを得ることができました。この映画は時系列が歪んでいます。少女の側が古く、少年の側が新しいものです。ですから、少年を現在とすれば少女は過去になり、少女を現在とすれば少年は未来となるのです。それで何がどのように変わったのかというと、以前は主人公の少年の視点から映画のストーリーを追いかけていたことが解りました。したがって、現在の少年の行動が過去の事実を歪めると解釈しまったのです。そして今回は主人公の少女の視点から映画のストーリーを追いかけていたことが解りました。だから、自分の意志で未来を切り開くという解釈をすることができました。

 

 

私は現在(株)クリンピアという会社で働いています。クリンピアはnTechを道具に資本主義社会における企業活動をRe・riseしています。日常生活から企業活動に至るまでnTechの実践行動を通して時間も空間も存在もない所まで解き切り、自らの意志を持って再創造しています。この積み重ねをしていく中で、今まで過去の経験に縛られてできることを消去法的に選択してきた自分から卒業することができ、自らの意志で未来を切り開くことを積極的に選択できる自分になれているのだと思います。そのおかげでモヤモヤした映画だった『君の名は。』と新しい出会いをすることができました。これからもこんな素敵な出会いをたくさんしていきます。

 

#深化する