喧嘩する③

整いました。

お運びいただきありがとうございます。

 

 

男子ゴルフのトーナメント前日に行われるプロアマでアマチュアの招待客が怒って帰ってしまったという残念なニュースを見つけました。アマチュアの方の期待とプロ選手の行動のミスマッチが原因だったみたいです。それからおよそ一月経ってこの件に関する別のプロのコラムを新聞で見つけました。海外ツアーのプロアマはプロとアマチュアに上下はなく友達のように距離感が近いのだそうです。日本には年上の人を尊重する文化によって上下関係が生まれやすく、若いプロ選手がおもてなしを意識しすぎてアマチュアの方と距離が遠くなることを危惧されていました。若い選手には相手の業界について興味を持つ努力をしてなるべく素の自分を見せていって欲しい。同伴されるアマチュアの方にも人生の先輩として教えてもらえたらありがたいと結んでいました。この記事を読んで私はいいこと言うなぁと思いました。

 

 

私は居酒屋のホールで接客をしていたことがあります。繁忙期のピーク時間はとにかく戦争状態にあり2時間制でお客様を入れ替える際には、相手は自分がお客様だぞという立場でモノを言い、こちらはお店のルールを盾に強い口調でモノを言う。揉めることもしばしばでお店が本来目指しているおもてなしは全く感じられませんでした。みなさんは自分に余裕がなくなるほど忙しい状況で、相手をおもてなしすることはできますか?わたしはとても苦手でした。

 

 

私は現在(株)クリンピアという会社で働いています。この会社で私はおもてなしが心と形の両輪であることを学びました。私には私の物の見方があり、相手には相手の物の見方がある。その基準がバラバラであるのにそもそもそのことに興味関心が向かない。このことに問題意識をもって共通の基準を形づくること。また、自分の心がどうして忙しく余裕がなくなってしまっているのかを客観的に観察すること。おもてなしの両輪をクリンピアの仲間とのコミュニケーションを通してしっかりセッティングしてお客様におもてなしを届けています。

 

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